今もって感動から抜け出られなくています
頑張れクムスンを全編通して観て
「頑張れクムスン」を語ってみたい
最初はクムスンはダサく
ジェヒに「ダサさが統一感があっていいじゃない!」
と言わしめるほど
最初の頃のクムスンと最後の方のクムスンは話し方すら全然違ってきています
最初のころはハンヘジンちゃんずいぶん無理していたのでしょうね
行動も、表情もオーバーにという演出に従ったのだと思います
本来のヘジンちゃんに最後の方はなってきていて
ポツポツとしゃべる雰囲気がとってもステキでした
このクムスンというドラマは
家庭って何?
自分の子供って何?
他人の子供を自分の子と同じように育てられるか?
血のつながりって何?
というようなことが基本になっていると思います
韓国では血のつながりが大事なのでしょう
苗字は父親の姓を名乗るから父親の系列が重要な社会なのでしょう
また離婚か非婚か未婚か死別か
夫婦の別れや結婚に対して
すごく厳密で初婚の人はあまり一度結婚した人とは結婚しない
という制約が多い社会なのかな?とドラマを見ていて思いました
上の兄の兄嫁ソンランや下の義兄テワンなどは新しい考え方の代表であり
クムスンの義母義父義兄のノ・シワンなどは古い考え方の代表なのでしょう
その割にはクジェヒのオンマ社長はあの時代に私生児を産むという快挙をしています
あの社長はただ者ではないですね!
でも自分の子の結婚となると旧来前とした考え方で面白いです。
韓国社会も少しずつ変わってきている途上なのでしょうが・・・・。
本鑑制という古くからの制度で同じ本鑑とは結婚できないとか
昔は同じ苗字とは結婚できないとか
親類とは血の繋がりがたとえなくても結婚できないとか
結婚に対する厳しいおきてがありました
(今では血の繋がりがなければ結婚できるように制度も改正されてきているようです)
そこらへんも考慮して韓国のドラマを見なければならないと思います
(韓国人にしたら日本人はイトコ同士でも結婚することがあるなどと言うと
「言語道断」、動物のようだとものすごい嫌悪感を表すそうです)
ここで一番疑問なのはなぜクムスンのお母さんは
いくら新しい婚家先の姑に言えなかったとしても
新しいご主人は認めているのだから
クムスンをある時期に取り戻すことは出来なかったのか?
ということです
金銭的に恵まれているし、ご主人の協力もあるのだから
絶対にそうするべきだったと思います
一時も忘れたことはなかったと言うなら
調べることくらいは出来たはずだし
困っているクムスンに何らかの援助は出来たはずだと思います
というかしなければいけなかった。
そこが見ていてもよく理解できませんでした
その場面で『腎臓を提供してくれ』という理不尽でむごたらしい要求だったことを
強調したかったのかもしれません
このドラマはクジェヒとクムスンだけの話ではなく
教授一家、叔父一家、義父義母一家、ノシワン一家 社長一家
それぞれが問題をそれぞれ抱え
色々その問題を克服していくドラマでした
特にハルモニ(おばあちゃん)の「言うこと」「考えること」はいつもすばらしかったと思います
カンもすごく良いしクムスンに対する指摘や指示もなかなかのものでした
クムスンの義理の叔母さんである
お嫁さんとのやり取りも面白かったです
全編を通して悪人というのはいなくて
テワンも最初のうちはクムスンに敵意を抱いていますが
後半はどんどんクムスンへの理解者となって観ている者をほっとさせてくれました
ウンジュもちゃんとわかってくれて大人になったし
美容院の先輩もちゃんと結婚式に来てくれているし
義姉ソンランも自己主張ばかりしていたけれど
最後は20世紀の嫁となっていました
この感想を書いて私はクムスンから卒業できることでしょう!!
クムスンとクムスンを取り巻く人々へ
楽しませてくれてありがとう!!