51話と聞いていましたが50話でした
それを10日間くらいで見てしまいました
イ・ビョンフンマジックとでも言いましょうか
1話見たら絶対に続きが見たくなります
もちろん素晴らしい作品で面白かったですが
私ももうイビョンフン監督作品を
「チャングム」
「ホジュン」
「商道」
「ソドンヨ」
「イサン」
「トンイ」
と沢山見てきていますので
最初に見た「チャングム」の時ほどのインパクトはありませんでした
この時代背景は
丁度16代王仁祖~18代王顕宗の頃の話です
チャングムは12代中宗の時代ですし
ホジュンは14代王宣祖の時代ですので
それらより少し後のお話となります
この時代に針で麻酔をかけ薬草を駆使して外科的手術を行っていたという
史実があるのでしょうか?
多分史実に基づいてのドラマなのでしょう
17世紀後半の出来事ですから
そうとしたらほんとうにびっくりです
ペク・クァンヒョンは馬医だったから動物の解剖なども経験があり、それを応用して
人間の体の中も解剖手術を行わなくても頭に想像ができたのでしょう
それにしても儒教の国で体を解剖するということが道義的に許されない時代に
開腹手術を行ったとしたら本当に驚くべきことだと思います
ペニシリンがまだ発見される前に
感染症を防ぐことはほとんど無理だと思います
それでも本当にこれが事実なのでしょうか?
「済衆院」というドラマがありましたがあの時(日本が朝鮮を支配していた時代1810年~1945年昭和太平洋戦争以前)
の頃でも人間の体を解剖するということはご法度でした
このドラマの根幹をなす部分が真実か否か分からないので
若干引きます
しかし、物語としては常に緊張していて面白く
遊びの部分が全くありませんが大変充実していたと思います
カン医女(イ・ヨウォン)とペク・クァンヒョン(チョ・スンウ)との身分の問題
がこのドラマでは入れ替わったり、落ちたり上がったりとめまぐるしく変化します
これは現代からみると両班制をとっている朝鮮王朝の問題点であったと作者は言いたいのだと思います
このドラマ面白かったけれどあと一歩という感じです
出てくる人たちに何故か魅力のある人が少ないせいでしょうか
そういう意味で
飛んでる王女スッキは面白いキャラでしたし
こういうお姫様もいるのでは、と思わせてくれる人物でした
それと、解剖学の師匠舎岩(サアム)道人とソ・ガヨン二人はほっと息抜きできるキャラでした